ゲッツ!の人じゃないヨ!「右曲がりのダンディ」第1巻 末松正広 【マンガレビュー】
玉置浩二で映画化された方だヨ!
玉置浩二さんは当時イケメンの代表格だったんだよね。
って古すぎて(1989年)誰も知らねえヨ……僕も見てないし。
それはさておき、こちらは先日のモーニング年代別名作1巻無料で(σ・∀・)σゲッツ!!したもの。
当時は単行本も買ってた気がする。社会現象化一歩手前程度には流行ったマンガ。
主人公一条まさとはエリートサラリーマン(商社か広告代理店かイマイチはっきりしない)。
今で言うイケメンでポルシェ乗りでトレンディドラマに出てくるような豪華なマンションに住んでて仕事も完璧で当然女にも持てまくるというまさに完璧超人。
だが局部が極端に右に曲がっていて(それがよく落ちに使われる)、またそんなに思惑通りに行くことばかりじゃない(ホテルから出たらポルシェがレッカーされてたり)という話が描かれる。
まあそうじゃないと完璧に嫌われて、ここまでヒットはしなかっただろうけど。
こういうマンガで面白いのは、当時の世相や雰囲気が見て取れる所
時代はバブル華やかなりし頃。
一条はかなりのヘビースモーカーで、周囲の目からもそれがカッコイイと思われている。
確かに僕も「洋モク吸うならラッキーストライクだよな」などとマネしたこともあった(笑)
そして携帯電話が当然のことながら存在しない。
それでも男たちは必死に電話をかけて彼女を得ようと頑張っていたのである。
これぞダンディ!なナンパシーン
この巻には収録されていないが、今でも覚えている一条の最高にカッコいいナンパシーンがある。
とあるバー。一条はカウンターでマスターと談笑している。
後ろのテーブル席ではつまらない男のつまらない業界話に顔をしかめる美女。
だが彼女は一条がカウンターに置いたピカピカのジッポに気がつく。
そのジッポに反射して見える一条の仕草がこうだ。
彼女を指差して(君の)
自分の胸を指差して(ハートに)
ジッポでタバコに火を付けて(火を付けたい)
()内は彼女に伝わったメッセージ。
そうして一条はマスターに微笑みながら店を出る。
ふらふらと後を追いかける美女……
こんなのカッコイイに決まってる!
真似したい!(無理
ということで、続刊もぜひ購入したい。
(でもバブルはとっくにはじけてるのでセールを待ちたい)
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