【kindle無料マンガレビュー×2】 「あしたのファミリア」樋口影彦 「RiN」ハロルド作石

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よくある吸血鬼マンガ?いや花子さんもでるヨ! 「あしたのファミリア」第2巻まで 樋口影彦

高校生大家さんのアパートに妖怪大集合度:★★★☆☆

おお、我ながら見事にこのマンガを一文で表現している(笑)
1巻2巻とも無料でゲット。

もう少し詳しく書くならばこうだ。
高校生主人公、日月 明日(たちもり あした。読めん)が遺産として管理するアパート日月館に現れたのは、吸血鬼の少女ノイクローネ・フェルスティン・フォン・フォーゲルヴァイデ(長い)とその眷属でメイドの梔子嘲(くちなし せせら。読めねえよ)。
なんだかよくわからないうちに無理やり住み着いてしまった日月館を舞台に、トイレの花子さんも加わった「家族」たちの大騒ぎの日々が始まる……!!、みたいな。

またしてもここで書かねばなるまい。

 

う、うん、あるあるだよね、こういうの。

本当によくあるテンプレともいうべきベタな設定だが、伊達に11巻も続いていない。
キャラクターはよく立っているし、基本画力も高いので戦闘シーンも見応えがある。
主人公も無力に見えて実は……とこれまたツボを抑えてくる。

ということで2巻まで無料で十分楽しませてもらった。
3巻以降はまあいつものアレです。セールでどうかお願いします。

 

純情漫画家志望少年と超能力少女? 「RiN」第1巻 ハロルド作石

主人公の狂気不足度:★★★☆☆

これまた講談社お得意の第一巻無料でゲット。
マンガ家を目指す少年を描くマンガ。
古くは藤子不二雄から新しくはバクマンまで先達の偉業が目立つジャンルに果敢に挑戦した意欲作。

とりあえず面白い。まあ作者が超安定感ある人ですし。

でもまだまだ主人公に狂気が足りない

なんてことを思うのは「ブラックジャック創作秘話」を読んだ後だからかもしれない。
そりゃあ手塚治虫と比べたら、大抵の人は常識人の範疇を出ないっすわ(笑)

でもバクマンだって(女の子絡みで)主人公いきなり頭おかしかったでしょ?
なんだかよくわからないけど、マンガを描く人にはどこかぶっ飛んだところがあって欲しいと思う僕なのでした。
あ、でもライバルっぽい天才マンガ青年はちゃんと頭のおかしい人みたいだった。

 

ところでこの主人公は行動する主人公である。

いきなりあこがれの漫画雑誌に持ち込みを敢行する。
ちゃんとアポも取っていたようだし、交通費なんかもきっと自分で捻出したに違いない。
そしてもっとも重要な、作品を最後まで描ききる力。
それを世に出したいという強い願い。
なかなかちゃんとした主人公じゃないか。

でもタイトルの「RiN」ってなんじゃらほいと思っていたら、そんな名前のミステリアス超能力?ガールがズバッと登場。
そんなサイキック(サイコ?)少女が、果たして純情マンガ家志望少年とどう絡んでいくのか、気にならない訳がない。
もし続刊がトンデモセールで安くなったらぜひ買いたいと思った。
(やっぱりセール前提です……)

 

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