女子高生まったりソロキャンプ道 「ゆるキャン△」 第3巻まで あfろ 【マンガレビュー】

2017年11月5日

ソロキャンプに行きたくなるけどたぶん行かない度:★★★★☆

山梨県を舞台に、女子高生のみなさんがキャッキャウフフとアウトドアライフを送るお話。

いやちょっと違うか。
ここで困ったときのWikipedia様を参照してみよう。

 

冬の一人キャンプが好きな女子高校生の志摩リン。リンが富士山の麓で一人キャンプを楽しんでたところ、日帰りのつもりが日没まで居眠りして遭難しかけていた同じ本栖高校の生徒、各務原なでしこを助ける。

なでしこはリンのと出会いをきっかけにキャンプに興味を持つようになり、高校の同好会である「野外活動サークル(野クル)」に入部し、メンバーとも関わりながら、毎週のようにキャンプに出かけるようになり、皆とのキャンプに夢中になってゆく。

一方、仲間とつるんで行動するのが苦手なリンは、一緒に同好会に入らないかというなでしこの誘いを断るが、スマートフォンのSNSを介して、なでしこや野外活動サークルのメンバーと繋がりを持つようになり、互いにキャンプ中の状況を実況したり、キャンプ先の写真を送りあったりして関わるうち、だんだんとキャンプ場の情報やキャンプ道具、野外調理に関するノウハウを交換したり、誘われて行動を共にしたりするようになっていく。

※改行は筆者

 

3巻までは現状、お一人様JKときゃっきゃJKチームに分かれている。
でも合流は規定事項というわけですね。

 

タイトルの△は、最初てっきり「さんかっけー」、つまり「○○さんカッコイイ」を表すネットスラングからきているのかと思ったら、実はテントを表している模様。

 

とりあえず、風景を描き出す画力がなかなか素晴らしい。
作者は実際に舞台となるキャンプ地を回って実際にキャンプし、そこでスケッチしたりネームを描いたりしているようだ。
背景画は空気感といったものも実によく表現されていて、実に味わい深い。

ただ最初キャラの区別がつきにくいと感じたのは、僕がもうおっさんになったからかもしれない。
みんな可愛いんですけどね。

 

お話はとにかく「ソロキャンプでまったりはいいね……」と「みんなで楽しく失敗しながらキャンプしようよ!」対比で進んでいくが、常にLINEぽいSNSでメッセージや写真をやりとりしながら話が同時並行的に進むのが、今時のマンガっぽい。
てゆうかSNSがあると全然ソロキャンプじゃねえ感じ。

 

もちろん、ソロとパーティどっちがいいかという主張はなく、

「どっちもいいよね……てゆうか両方やれば?」

というように、作者のメッセージもゆるくて心地よい。

実際、お一人様が落ち着く系JKも、みんなで楽しく遊ぼうヨ!系JKも、お互いの立場を尊重して無理強いはしない。
しないけど時々そっとお誘いはしてみるという、とても大人な関係はエライ!と思った。

 

ただし些事ではあるんだけど、主人公の愛車である原付き(ヤマハのビーノという車種らしい)の性能を過信しすぎが少しだけ気になった。

普通のスクーターでそんなに長距離(しかも山道)走れないと思うけど。
しかも冬だぜ。タイヤは大丈夫か。
せめてスーパーカブ+スパイクタイヤをオススメする。
ってまあマンガにそんな指摘は野暮というものか。

 

そうそう、例によってキャンプ飯もすごく美味しそう。

しかも現時点ではあんまり凝ってない普通のメニューが多いのがいい。
ホットサンドメーカーでコンビニの肉まんをバター焼きしただけとか、簡単で超うまそう。

 

そして早くもアニメ化が決定!

もう、最近アニメ化が早すぎない!?
それだけのクオリティはあるマンガだと思うけど、ちょっとアニメ業界のネタ切れ感を感じさせる。

 

しかし、「山と食欲と私」もそうだったけど、読むと腹が減り、根っからのインドア派の僕もついうっかりうまいもん食うためだけにアウトドアに行きたくなってしまうのが困りモノ。

まあ実際は絶対行かないんですが。