シリーズ:登山ヤバイ 「K」 全1巻 遠崎史朗 谷口ジロー 【マンガレビュー】

2017年10月9日

登山ヤバイ度:★★★★★

K(ケイ) (アクションコミックス)

 

1993年作品。

有名な「神々の山嶺」の原作が1994年、そのコミカライズが2000年の発表だから、その前の作品ということになる。

だがこの時点で谷口ジロー氏の神がかった山岳・登山描写は完成していたのである。

 

ヒマラヤの山麓の村に地元の少女と暮らしている日本人と思われる男がいた。彼は「K」と呼ばれ、通常は目立たない暮らしをしているが、救出不可能と思われる遭難事故に際し最高の登山家としての能力を発揮する。彼が髭を剃る時、奇跡は起きる。

wikipediaより

 

本記事では、彼が登った山ごとにエピソードを見てみよう。
(以下、山に関する情報はwikipediaのそれぞれのページから抜粋)

 

K2 (8,611 m)

エベレストに次ぐ世界第2位の高さ。
K2という頭文字は「カラコルム山脈測量番号2号」を意味する。
登頂の難しさでは世界最高峰のエベレスト(標高8848m)よりも上で、世界一登ることが難しい山とも言われ、冬季における登頂が未だ達成されていない唯一の8000m峰である。

こんなK2を「K」は、北壁アッラーフェイスに引っかっかったクライマーの救助のために登る。

 

プモ・リ (7,161m)

エベレストの西8kmに位置する山。
プモリは、シェルパ語で「未婚の娘」を意味し、登山者は時々、プモリの事を「エベレストの娘」と呼ぶ。

そんなプモリを「K」は、某国特殊部隊の陰謀に巻き込まれながら、そして銃撃で負傷しながら登頂を目指す。

 

エベレスト (8,844 m)

ご存知、世界一高い山
別名チョモランマ、サガルマータ。
最近「金さえ出せば誰でも登れる」などと言われるが、本当なんですかね?

そんなエベレストを「K」は、一度は諦めた遭難者救助を遺体回収という目的に切り替えて恐怖を乗り越えて再チャレンジする。

 

マカルー (8,462 m)

標高は世界第5位。
マカルーは、急な斜面や切り立った峰などから、世界でも屈指の登りづらい山として知られている。特に西壁は「ヒマラヤ最大の課題」とまでいわれている。

そんなマカルーを「K」は、同朋の救助のために、あるいは過去と決別するために真夜中にアタックする。

 

カイラス (6,656 m)

カイラス山はチベット高原西部に位置する独立峰。
標高6656mの未踏峰。信仰の山である為、登頂許可は下りない。

そんなカイラスを「K」は、人命救助のために登っていく。
だが神の山カイラスは「K」に試練としてマイナス170℃の寒気団「ドラゴン」を遣わした……

 

現実世界でも登山による遭難者/死者のカウンターは着実に回り続けている。

このマンガにも負けず劣らない超難関/未踏峰へのチャレンジは現実に今も行われている。
そんな8000m級の山でも、そうじゃないもっとカジュアルな山でも、死に直結するような事故が毎年毎月いや毎日のように起こり続けている。

僕は登山とか絶対にしないけど、登山マンガは大好きだ。
だからあえて言わせてもらう。

クライマーってバ○だろ(一応伏せ字)

 

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