家族全員でスタバでマック(違 「家族ノマドのススメ: 好きなときに、好きな場所で暮らす生き方」 板羽 宣人 【一般書籍レビュー】

2017年10月9日

kindle unlimitedにて2017年6月末ごろ読了

 

ノマド・ワーキングという、男心をどうしてもくすぐってしまうワードがある。

この意味は諸説あるが簡単に言えば、固定されたオフィスを持たずにカフェやホテルや移動の機内などで仕事をすること、だ。
つまり「スタバでマックをいじる人」とほぼ同義である(偏見)。

これがなぜ男心をくすぐるかというと、「なんかカッコEから」としか言いようがない。
(もしかしたら女心もくすぐるかもしれないが僕にはよくわからない)

僕なんかも定期的に(およそ2ヶ月に一度くらい)「ノマド・ワーカーになりたい……」などと呟きながら、マクドでkindleを弄ったりする。
(ちなみに「マンガ読みたい……」と呟きながらだと、およそ週一)

 

本書は、それをパパだけじゃなくて家族でやりましょうという、ある意味豪快な主張を持つ本だ。

 

つまりご家族でスタバでマックだ。
なんと豪気な。いくら掛かるんだよ?

とまあスタバでマックを嫉妬心からディスるのはここまでにして、もう少し著者の主張を落ち着いて見ていこう。

家族ノマドのススメ: 好きなときに、好きな場所で暮らす生き方

 

著者のいう家族ノマドとは、季節ごとに家族全員で引っ越しすることである。

そのおすすめ理由として、以下の2点をあげている。

理由1.一つの場所に住むことで生じうるリスクの回避

その土地ごとに良い点も悪い点もある。
良いところを存分に味わいつつ、悪いところはできるだけ回避しましょう、ということである。

例えば「夏は北海道のニセコ、冬はハワイに住む」という発想だ。

ニセコを選んだ理由

・クーラーが要らないくらい涼しい
・ネット環境が完備されている
・周りが静か
・オフの日にはリゾートライフを満喫できる
・家具や生活に必要なものがすべて揃っている

 

ハワイを選んだ理由

・日本人が生活するのにハードルが低い
・快適に過ごせる場所である
・自分たちに有利な場所である

つまり、「北海道は夏が涼しいし、ハワイは冬でも温かいから」だ。
なるほど確かに、というかそりゃそうだろう。

でもそれって家族まるごと引越ししなくてはならないようなするような大問題だろうか。
その程度の理由で中学生の息子まで巻き込んでいいものか、などとも思う。
季節感がどうのこうのはまあいいとしても、子供の交友関係とか大丈夫かなと他人事ながら心配になる。

 

理由2.今後来るであろう世界に、子どもをいち早く順応させる

一応理由の2で、子供のためでもあるという説明がされているが、この点はどうも後付臭い気がしないでもない。
そんな世界(季節ごとに住む場所を変えるのが当然の世界)が本当に来るとは、僕にはあまり思えないからだ。

本当は、親がそうしたいからしているだけなのでは?

僕としては、「親がそうしたいんだから子供は従え」と素直にいうのならば、実は大賛成である。

 

 

日本人にはリゾートオフィスが最適?

 

さて著者はこんな主張もしている。

私は日本人にとってぴったりなのは「リゾートオフィス」ではないかと思うのです。
リゾート地で仕事をしながら長期間過ごし、仕事もレジャーもどちらも楽しむスタイルです。

 

いやあ、それこそ日本人には合わないのではないかと……。
でも確かに、そこまで徹底しないと欧米型のバカンスなど取れそうにないから、思い切ってやってみてもいいかもしれない、とは少しは思いますが。
それに僕はやっぱりリゾートにいるなら仕事はしたくないなあ。

 

とはいうものの、実は僕も夏は北海道、冬はハワイで暮らしてみた……くはないな、やっぱり。
だって面倒くさそうじゃん?