繰り返しが癖になるハイテンションサラリーマン4コママンガ 「光の大社員 」 全5巻 オイスター 【マンガレビュー】
2017年5月27日に第1巻、続刊は同年8月31日に購入。
僕にしては比較的、短期間で集めてますね。
4コマ界の新星、「男爵校長」のOYSTERが描く超絶サラリーマン4コマ。この面白さ、読めばやみつき間違いなし! 今回の舞台は個性派社員だらけのオモチャ会社。新入社員・輝戸光が、他の誰より輝く「大社員」を目指す!
キャラクターの勢い(だけ?)で突っ走ったサラリーマン4コママンガ
したがってサラリーマン4コマといっても、「かりあげクン」などとは趣が異なる。
だが一部では「正統派サラリーマン4コマの正統進化」との評もあるようで、これには頷けなくもない。
また一応ヒロイン?である同僚のたまきさん、社長秘書のちはるさん、忍者OLのすずねさんなどはなかなか可愛く書かれている。
(ただしいわゆる”美少女萌えキャラ”とまではいっていない)
お陰でまれに登場する水着シーンなどはそこそこ興奮する(僕だけ? 笑)
その意味で正統派4コマといわゆるきらら系萌え4コマとのハイブリッド、とも言えないくもないようなそうでもないようなどっちやねん!
と、このように最初はちょっと中途半端な4コマだな、と思わないでもなかった。
だが登場キャラクターは、徹頭徹尾自分のキャラを主張する。
勢いがある。ハイテンション4コマの異名は伊達ではない。
似たようなギャグがひたすら続く側面があるが、これがだんだんと面白くなってくるのだ。
繰り返されると普通は慣れてきて飽きるのだが、なぜかこのマンガではどんどんと癖になってくる。
その秘密(というほど大げさなものではないが)は、連載1回あたりのギャグの構成がほぼ固定されているという特徴にある。
1本目のネタは主人公が「この輝戸光!! 社員の中において、最も光り輝く大社員となってみせるぞ!!」と叫ぶ。
光の大社員ってなんだよ!?毎回思う。
続いて宮代開発部主任に拠る新製品ネタ
ほとんど微妙でがっかりパターン。
そこから忍者係長ネタ&忍者OLすずなさんネタ。
たぶん一番ファンが多いのではないかと勝手に推測。
日本人より日本人らしいヘンリーさんネタ&会社のヒーローアルクメンネタ
石原副部長の哀愁ネタ
最後はライバル役でがっかり系イケメンの伊達のネタ
これらがほぼ固定なので、ある意味安心して読めるし、自分であえてマンネリを作り出しているとも言える。
ということで、失礼ながらあまり面白くないネタでも勢いで笑えてしまうというマンガだった。
それにしても忍者係長と忍者OLがまさかね、ああなるとは……。
あ、みんな思ってましたか(笑)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません