選択と集中、そして割切 「たいていのことは20時間で習得できる 忙しい人のための超速スキル獲得術」 ジョシュ カウフマン 【一般書籍レビュー】

2016/5/29に購入。

たいていのことは20時間で習得できる 忙しい人のための超速スキル獲得術

 

素晴らしい絵を描きたい、ビジネスを立ち上げたい、ピアノを演奏したい、飛行機を飛ばしたい……
そんな思いを抱きつつも、あなたが一歩を踏み出せずためらっている最大の理由は、上達するまでにかかる時間と、うまくなるために努力をしなければならないことだ。
しかし、たった20時間の練習で、まったく何も知らない状態から、上手にこなせる状態にまでもっていくことができる方法がある。
著者のジョシュ・カウフマンは、ベストセラー『Personal MBA』(ビジネススクールに行かずに、MBAの知識を身に付ける方法を説いた)の著者。
人が何か新しいスキルを身に付ける際に、短時間で効率よく習得できる単純なアプローチ法を開発した。
そのアプローチ法を、ヨガ、コンピュータープログラミング、碁、ウクレレ、ウインドサーフィンなどの習得の実例(著者の経験)を通じて解説する。
(後略)

Amazon商品紹介ページより

 

時間のない人のためのまとめ

 

超速スキル獲得術とは

習得したいスキルをできるだけ小さなパーツに分解し、そのうち特に重要なものを見極め、まずそれを意識的に練習するというプロセス

 

超速スキル獲得術の具体的なルール

1 魅力的なプロジェクトを選ぶ
2 一時に一つのスキルにエネルギーを集中する
3 目標とするパフォーマンスレベルを明確にする
4 スキルをサブスキルに分解する
5 重要なツールを手に入れる
6 練習の障害を取り除く
7 練習時間を確保す
8 すぐにフィードバックが返ってくる仕組みをつくる
9 時計のそばで一気に練習する

 

 

超速スキル獲得術について、もう少し詳しく見ていこう

 

 

まず前提。

遊びにしても仕事にしても、何かをなすにはスキルを得るという行為が必要である。
スポーツや楽器やあるいはギャンブル、会計や営業やプログラミングなどがその対象だ。
生活するだけでも料理や掃除洗濯、あるいは安らかに睡眠に入ることなどもそれなりのスキルを要求される。

つまり、全部だ。
僕たちは常に何かしらのスキルを獲得することを迫られている。

だが注意点がある。
そのすべてに置いてプロになることを求められているのではないということだ。
大抵のスキルは「そこそこ」できればOKなのだ。

この本においては「そこそことはどのレベルか」を見極めることがまずは大事だという。
そしてそのレベルに達するにはどのような準備や学習や練習が必要か。
これにも選択と集中という見極めが必要だ。
そして何よりも割り切ることだ。
妥協と言い換えてもいいかもしれない。

繰り返しになるが、僕たちは全てにおいてプロになる必要はない。

 

 

超速スキル獲得術の具体的なルールについて

 

1 魅力的なプロジェクトを選ぶ

仕事においても、趣味においてはなおさら、「面白そう」なことを選ぶべきだ。
「こんなつまらないことを覚えるために苦労している自分」を自覚することなど、苦痛以外の何物でもない。

本書ではウクレレの弾き語りをサンプル例の一つに上げているが、ここは僕の趣味のひとつであるギターをとりあげてみよう。

 

2 一時に一つのスキルにエネルギーを集中する

あれもやりたい、これもやりたい。
僕も気が多いから、やりたいことが山積みだ。
でも身体はひとつしか無い。
時間は有限だ。
そしてスキル獲得においてはマルチタスクは無駄に習得時間を消費する非効率極まりない行為だと著者は主張する。

 

3 目標とするパフォーマンスレベルを明確にする

 

どの程度できれば満足できるだろうか。
ギターならば弾き語りか、それとも独奏か。
バンドに入るならばバッキングができればOKか、華麗なソロを披露したいのか。
僕の場合はアコースティックギターにおける独奏、つまりソロ・ギターだ。
具体的にはこちらの楽譜集の中のAレベル(一番簡単なレベル)が人前で弾ければ良しとしよう。

 

ソロギターのしらべ CD付

 

 

4 スキルをサブスキルに分解する

 

ギター演奏においてサブスキルはそれこそ無数にある。
だがここでは右手と左手にとりあえず分けてみよう。

左手は指板を抑える。
右手は弦を爪弾く。

更に左手に着目する。

左手の指は、指板に対して垂直に、更にフレットのすぐ左側を正確に押さえなくてはならない。
ではそのときの手首の角度は?
親指の位置は?
どこの筋肉を緊張させて、どこを弛緩させる?

更に滑らかに各指を連続的に動かすには?
Fなどの難しいコードを押さえる方法は?

などなど、果てしなくサブスキルに分解できる。
これはもう、楽譜意外にも良さそうな入門書を買うか、ネットで動画を探すかして、調べごとにも時間を使うべきだと思われる。

 

5 重要なツールを手に入れる

まずはギター本体。
そして弦、チューナー、カポラスト、ギタースタンドだ。
それに楽譜や、入門書も必要だろう。
これは既に持っていたので、ほとんど追加するものはなかったが、新しい弦だけは買うことにした。
張り替えてみたら音がすごく良くなった気がする。
こういうの大事ですよねー。

 

6 練習の障害を取り除く

 

思い立ったらすぐに練習できるようにしたかった。
だからギターをケースにしまうのではなく、自室の常に手に届くところにスタンドに立てておくことにした。
そして直ぐ側に楽譜も準備。
PCには楽譜付属のお手本音源を取り込んだ。

 

7 練習時間を確保する。

 

仕事を終えてほっと一息ついた後、夕食までには大抵少し時間があるのでそこで練習することにした。
できれば毎日やりたい。
でもそうはいかない日ももちろん多い。
そんなときは素直に諦めることにして、更に罪悪感を持たないように意識した。
これは仕事ではなく、趣味だからだ。

 

 

8 すぐにフィードバックが返ってくる仕組みをつくる

 

これは難しい。
コーチがいれば簡単だが、習いに行くのは現在ではちょっとむずかしい。
そしてまだ家族にも聞かせられるレベルじゃない……。

ということでスマホで録音してみることにした。
だがあまりの下手さ加減に聴き直すのが嫌になり、現在は止めている。
これは未だに解決していない問題だ。

 

9 時計のそばで一気に練習する

 

まったくギターを触ったことがないならば、最初のうちはある程度集中して一気に練習するべきだろう。
でも一応僕は経験者だ。超下手くそだけど……。
そして一気にやろうとすると挫折するタチだということもわかっている。
ここはあせらずに毎日少しづつやろう。

……というのが僕の犯している間違いだということに、読者は気づいたかもしれない。
もちろん毎日少しづつやるのは間違っていない。
だが20時間で目標のスキルを得ようと思ったら、やはりもう少し集中してある程度長い時間練習する必要がある。

でもわかってるんだけど、できないんだよねこれが(笑)
例に上げておいてなんだが、僕はギターに関してはノンビリやろうと思っている。
だってライブの予定とか無いし、ゆっくりたどたどしく弾いてるだけでも素晴らしい癒やし効果があるし。
(だんだん言い訳がましくなってまいりました。笑)

 

 

 

 

まとめ:人間は20時間でなんでもそこそこできるようになるのである

 

ただし、選択して集中して割り切れれば。

そしてそれらには調べごとという準備も重要だ。
今やこれもネットがあるから大分楽になったといえるだろう。

ということで後は「やる」だけである。
でもこれが一番の問題なんですよねー
結局気持ちの問題か。