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シリーズ:本編よりも面白いスピンオフ 「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」 11巻まで ぷよ 谷川流 【マンガレビュー】

2017/5/28~2017/10/13にかけて購入。

[まとめ買い] 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱(角川コミックス・エース)

 

あのハルヒが小さくなった!猪突猛進のハルヒちゃんにツッコミを炸裂させるキョン、マイペースでオタクな長門、かわいさ200%のみくるちゃん、キョンとイイ感じの古泉…SOS団そろいぶみの第1巻。

 

 

 

本編よりも面白いスピンオフなどあるわけがないッ!!

 

いや、ある(笑)

この「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」はスピンオフというよりは公式二次創作、だろうか。
どちらにせよ、下手すると本編より面白いと言わざるをえないと、個人的には思う。

 

実際1巻の原作者あとがきにはこうある。

ハルヒちゃんのハルヒっぷりが
ハルヒよりもハルヒっぽくて素晴らしい。
小説もこんな感じにすれば良かった(半ば本気の口調で)。

谷川流

 

このコメントには半ば本気とあるが、実際には8割位本気なのではないかと僕は疑っている。
というのも、ハルヒファンならば知っての通り、原作が途中で止まってしまっているからだ。
きっと作者は書きたくても書けない状態に陥っているのに違いない。
ハルヒという謎の超存在の扱いに困ってしまっているのだ。

ギャグ寄りならばとことん暴走させても「なーんちゃって」的に戻ってこれるが、涼宮ハルヒシリーズと言えばラノベだけど立派なSF作品である。
僕的には。異論は認めるが、さほど奇異な意見だとも思わない。

 

------------- 余談 -----------------------

そういえばハルヒをネタにしたオタクを揶揄するコピペが有りましたね。
探したらすぐに見つかったので甜菜するでゴザルwww

 

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]2008/04/23(水) 00:15:50.87 ID:d61TZKea0

真のオタクはこうだろ。

「ふーん、で、君は涼宮ハルヒのキャラで誰が好きなの?」

「オウフwwwいわゆるストレートな質問キタコレですねwww
おっとっとwww拙者『キタコレ』などとついネット用語がwww
まあ拙者の場合ハルヒ好きとは言っても、いわゆるラノベとしてのハルヒでなく
メタSF作品として見ているちょっと変わり者ですのでwwwダン・シモンズの影響がですねwwww
ドプフォwwwついマニアックな知識が出てしまいましたwwwいや失敬失敬www
まあ萌えのメタファーとしての長門は純粋によく書けてるなと賞賛できますがwww
私みたいに一歩引いた見方をするとですねwwwポストエヴァのメタファーと
商業主義のキッチュさを引き継いだキャラとしてのですねwww
朝比奈みくるの文学性はですねwwww
フォカヌポウwww拙者これではまるでオタクみたいwww
拙者はオタクではござらんのでwwwコポォ」

 

でもまあマジでハルヒはSFだと思うよ。

 

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閑話休題。

SF者の挟持として原作者は常に読者にセンス・オブ・ワンダー(単純に「読者を驚かせたい」でもいいが)を提供したい、と思っているのではないだろうか。
だがそれがどうにもこうにも……。
ちゃんと続きや結末は考えてあるのに、ネットでもやたらと推測しやがるし、二次創作はクソ多いし、書きづらいにも程があるッ!!

こんな事情ではないかと勝手ながら推測している。
けして「一生遊んで暮らせる金が儲かったからあといいや~」みたいな理由ではない、と信じたい。
まあそれならそれでも仕方ないけどさー

 

 

 

しかし公式本編あってこそのスピンオフであり、二次創作

 

ハイクオリティな原作あってこそのそれであるのは言うまでもないが、このぷよさんというマンガ家さんは、ついうっかり原作を超えてしまうほどのマンガ力を持っている。
それはもう一つのスピンオフ「長門有希ちゃんの消失」を読めばわかる。

 

 

そもそもの原作「長門有希の消失」は原作そしてアニメ映画ともに傑作の誉れ高いが、このパロディ版のマンガも、それに負けず劣らず良質の作品となっている。
むしろ、ラブコメ的には原作を超えているとも言える作品だ。

これはもう、我々原作の停滞にヤキモキしているファンにとっては救い主の一人であり、原作者にとっては空恐ろしい存在であるといったら過言だろうか。
まあ一応過言ですね。いややっぱり……。

 

 

 

ハルヒちゃんのそもそもの魅力について

 

なんといっても原作ハルヒが本来持っている可愛さが全面に押し出されているところが魅力だ。
この可愛さには「バカっぽさ」も含まれる。
実際原作ハルヒはなんでもデキちゃう秀才でツンデレで宇宙を揺るがす超存在で、となかなか困ったヒロインだが、あまりに優秀すぎてけっこうバカっぽい側面がある。
これは強調しすぎればそのまま普通にギャグに成ってしまいがちな故に、本編ではとことん行きづらい分野だろう。

結果的にこのハルヒちゃんのバカ可愛さのおかげで、キョンの「やれやれ力」も底上げされている。
妹その他の活躍も有りご苦労様ぶりも上がってるけど、まあギャグなので回復も早い(笑)

そう、他のレギュラーキャラも当然はっちゃけ度が上昇している。
しかも少々やり過ぎ気味でキャラ崩壊の危険性も無くはないのだが、うまいことぎりぎり留まっている塩梅である。
特に朝倉さんに関してはいい方向に向かっているのではないだろうか。

ただし原作の最新刊近辺に登場する新キャラの皆さんは、まだ本編でもあまり活躍していないということも有り、こちらの世界でもどう動かしていいかまだ迷いが見える。
だがそれは仕方がないことだろう。

 

 

ところで原作より面白いスピンオフシリーズといえば、最近では以下の2作が挙げられる

 

[まとめ買い] 中間管理録トネガワ

 

1日外出録ハンチョウ

 

どちらも本編よりも本編らしい台詞回し、下手すると本編よりも高い画力(笑)、そして現在の本編連載がなんだかわけわかんなくなってるのを尻目に怒涛の自由なストーリー展開(てゆうかギャグ)と、これまた原作者泣かせの作品となっている。

僕なんか原作カイジは中途半端にしか持ってない(つまり無料本としてゲットした分+αだけ)のに、どちらもちゃんと最新刊まで保有して読んでいるのです。
まあまだ刊行数が少ないので集めやすいから、ということもありますが。

 

 

 

まとめ:ぷよさんには、このままの路線でひたすら突っ走って欲しい

 

「ユー、もう本編を乗っ取っちゃいなヨ!」とすら思っている。

そうされたくなければ、原作者の谷川流様におかれましては「とにかく続きを書きやがって下さい」としか言いようがない。

 

できれば絵師のいとうのいぢさんの絵柄があまり変わらないうちにどうか……。