面白いから自分でやる。それでちょこっと稼いでみる。 「ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方」 伊藤洋志 【一般書籍レビュー】

2015/6/13に購入。

ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方

 

仕事も、ほしい物も、自分でつくるのは面白い。
「ビジネス」でも「ワーク」でもなく、「趣味」でもない。DIY・複業・お裾分けを駆使した「ナリワイ」をつくり、現代社会を痛快に生きる方法論。
個人レベルではじめられて、自分の時間と健康をマネーと交換するのでなく、やればやるほど頭と体が鍛えられ、技が身に付く仕事をナリワイ(生業)と定義。具体的なナリワイのタネを生活の中から見つけ、1つ1つを自分の小規模な自営業として機能させ、それらを組み合わせていくことで、「働くこと」と「自分の生活」を近づけることを目指す著者の、人生を使ってつくった渾身の「たたき台」。
ポストグローバリゼーション時代の滋味溢れる働き方がここに。
非バトルタイプのためのゆるやかな作戦!

 

 

 

時間がない人のためのまとめ

 

仕事も、欲しいものも、自分で作ろう
なぜなら面白いから!

ナリワイとは自分の生活を作る能力を、ちょっとだけ仕事にすること
稼ぐことに必死になるな!

ナリワイで生きるために、不必要なお金を使わないように工夫する
それすらおもしろい!

 

 

 

ナリワイとは何か?

 

漢字で書くと「生業」。

 

その生業をググってみると、

生活を立てるための仕事。家業。職業。

とあります。
生活、つまり生きるための仕事ですね。

 

では普通の仕事とはどう違うのか。
お金を稼ぐことよりも、より生活に密着した仕事が、生業と呼ばれるものだと思われます。

つまり、銀行に勤めて融資の稟議書を書くのが仕事であり、家業として質屋を営むのが生業。
または、大船団を組んで大海原に漁に出るのが仕事ならば、小舟で自分と近所の人が食べる分だけを釣ってくるのが生業……。
あってるかな?、なんか違う気もするけど、まあいいや(笑)

 

 

それがナリワイとなると、更にもっと小さく、もっと生活に密着します。
そうしたナリワイを身に着けて現代社会をサバイヴしていきましょうというのが、著者の主張です。

 

とはいっても、稼ぎたい、ビッグになりたい、成り上がりたいという肉食系の人たちを否定するわけではありません。
そういった方々は大いに稼いでいただきたい。

でもそうじゃない人たち、草食系とか呼ばれがちで、どうみてもバトルタイプじゃない人たち、つまり僕のような人間は、うまいこと争いとか避けて、知恵と勇気と節約で厳しい競争社会を乗り切っていきましょうね~、というわけです。

 

 

ではどんなことがナリワイになるのか。

 

具体的には本書を参照していただきたいのですが、自分がちょっと得意で、人の役にも立ちそうなことがナリワイになりやすいようです。

例えば床張りや壁塗りなどの、ちょっとした大工仕事。
自分の家のメンテナンス程度の大工仕事ならば自分でやれるように楽しみつつ練習して、上達したら知り合いの家なんかも修繕のお手伝いをしてみましょう、ということです。
材料費+アルファをいただけるくらいになれば、生活費の足しになるでしょう、と。

あるいはちょっとマニアックな場所への旅行ツアーの主催。
自分は大好きだけど、普通の旅行会社ではツアーは組めないだろうという場所へ、みんなで行って楽しみます。
特に頑張って観光したりなどせず、現地で普通に暮らすように過ごしてきます。
そう、自分が楽しいように遊んでくるだけです。
そういった趣旨に完全に賛同してくれる同じような感性を持つ人だけをツアーに募るのです。
だから儲かりはしないけど、失敗もしない。
少しだけ稼げて、自分も遊べるという素晴らしい旅行になります。

 

 

 

ナリワイ生活には節約も大事

 

大事というか、余計なお金を使わないように創意工夫することからもナリワイが生まれてきます。
これは単にケチだとか、貧乏生活を楽しむとかそういうことではなく、いかにお金を使わずに楽しむかという遊びなのです。

お金使って楽しいことするのは誰でもできるでしょってことですね。
そして自分が見つけた節約技は、きっとまた誰かの役に立ちます。
それがナリワイとなって、素晴らしい好循環を生むことになるかもしれません。

つまりナリワイは楽しい副業

……と言ってしまっていいかもしれません。

 

 

 

そもそも専業の方がハイリスク!

 

専業、つまり一つしか収入源がないということは、例えるならば農家が一つの作物しか作らないということです。
もし天候の悪化や、病気の蔓延などのトラブルが発生すれば、全部パーです。
サラリーマンだったら、会社の倒産、あるいはAIの導入などによるリストラ、経営者あるいは上司の交代による突然のブラック企業化、などなどいろいろなリスクを背負ってるわけです。

 

うむ、たしかに怖い。怖すぎる。
だからこそ昨今の副業ブームがあるのでしょう。
でもその副業でもあくせく稼ぐことだけに集中するのはバトルタイプじゃない僕達にはキツイよね~、というのがやはりまとめになるでしょう。

 

副業 - 必死さ = ナリワイ

 

こんな感じでしょうか。
僕も何かしらのナリワイを見つけて、人生のバックアップにしつつ、大いに楽しんで生きていきたいものです。

 

 

……このブログがそのナリワイになればいいんですけどね、まだまだっすわ。

 

 

 

ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方
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