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大好きなこと”そのもの”を売ってはいけない 「大好きなことでお金を稼いで、独立をする方法」 中村あやえもん 【一般書籍レビュー】

Kindle Unlimited にて2018/2/11に利用開始

大好きなことでお金を稼いで、独立をする方法

本書は、次のような人のために書きました。

・ 嫌な会社に勤めていて、独立したい人
・ 大好きなことでお金を稼いでゆきたい人
・ もっと収入を増やしたい人

本書はそんな「嫌なサラリーマンの状態から独立をして、好きなことをして生きていきたい」という方向けに、「大好きなことをして、お金を稼ぐ方法」を記しています。

 

さいしょのまとめ

 

大好きなことでお金を稼ぐことについて

失敗しやすい流れ

最初にがんばってお金やスキルを溜め込む
自分が好きなものそのものを売る

成功しやすい流れ

まず自分が好きなことを徹底的にする
好きなことを楽しんで出たゴミ(副産物)を売る
好きなことをする上で工夫した点を売る

 

 

 

この手の「好きなことで稼ごう」系の本はたくさんありますが

 

その中でもこの本の着眼点はなかなかユニークだと思います。

私とてその手の本をたくさん買って読んだわけではありませんが、本屋さんにあるとちょっと手が伸びてしまう程度には関心があります。

それらの本を大雑把にまとめてしまうと、「大好きなことを見つけよう」、そして「その大好きなことでお金を稼ぐ方法を考えよう」となるようです。

当然僕たちは「いやその好きなことで具体的にどうやってお金を稼ぐのかが知りたいんだぜ?」となりますが、大抵は文章を書くのが好きならブログやWebライターになる、モノが好きならそのモノをネットで売買する、人に教えるのが好きなら講師や家庭教師になる、くらいのものです。

それはけして間違っているわけではありませんが、「そんなんわかってるから、なんかこう、もっと無いの?」感も強い。

そう思う理由は言語化できていませんでしたが、この本を読んで一部腑に落ちました。

 

 

 

そもそも大好きなことでお金を稼ぐために「がんばる」のは間違い

 

なぜならば、僕たちは「がんばった」時点で見返りを期待してしまうからです。
それを作者はがんばることで結果的に自分の時間や楽しさといった豊かさを奪われることになるから、と表現しています。

がんばることによって、大好きだったことが楽しくなくなってしまうのだと。

よく言う「本当に好きなことを商売にするな」という意見は、ここからも来ているのでしょう。
確かに好きなことが嫌いになるようでは本末転倒です。

ではどうするのか。

 

 

 

好きなことそのものを売らずに、好きなことをして出た副産物を売りなさい。

 

 

となります。

作者はそれを「ゴミ」と書いてしまってますが、それはちょっとあんまりじゃないですかね。

いいたいことはわかるんだけど、やっぱりせめて余剰物とか、副産物とかにしたほうがイメージいいと思うのですが。

 

その副産物とは、まさに自分が好きなことを徹底的に楽しんだ際に自然に生成されたものです。

 

例えばそば打ちならば、修行の過程で作った試作品。
完成品は自分が食べられるよりも多くなるはずだから、まずはそれを人にあげなさい(売るのではなく)と。
やがて腕が上がれば買うから作ってよという人も現れるだろうといいます。
あるいは自分がそば打ち教室の主催者や先生になったり。

 

マンガやアニメが好きなら(僕のことかー!)、その作り手となるよりは、その大好きなものを徹底的に分析したり背景を調べ上げたりして、それを世に発表してみなさいと。
つまりブログを書け、と。

おっと結局ブログかとも思いましたが、既存の本の主張とはちょっと違う。
そのコンテンツを楽しんで得られた知識をみんなに提供してみては、ということです。
これはすべての「自分の大好きなこと」に応用可能です。

 

 

 

大好きなことをとことん楽しむ。

 

 

その上でいろいろと自発的に工夫したり調べたり考察したり実験したりするでしょうから、その自分が楽しんだ過程を人に提供せよ、ということなのです。

 

そもそもマンガやアニメなどの造り手になるのは相当大変です。
今はWebがあるから発表の場そのものには困らないと思いますが、売れるかどうかは別問題。

やはり才能の壁にはどうしてもぶち当たるでしょう。
そしてそれが元で大好きだったものが、大嫌いになる可能性も大かと。
故に副産物を売りましょう、となります。

 

その方法として一番に上げられるのがブログだというところには、少々ありきたりで残念な気がしないでもないですが、実際手っ取り早く始めやすいのはブログだということには異論はないです。

 

もちろん、人前でやってみせる系もいいですよね。
歌やダンスや大道芸などのパフォーマンス系などはまさにその典型でしょうか。

 

悩ましいのは創作系。
小説家になりたい!、と思ったら小説を書いて売らなければならない。
でもこの理論だと、小説が好きならば小説を売ってはいけない。
じゃあ何を売るの?
書評?、評論?、小説ガイド?

 

イラストやマンガもそうですよね。
創作を志したものならば自らの創作物を売らなければならない。
でもそれはもう本当に茨の道……。

 

 

 

 

かく言う僕もKDPで小説を1冊出したけど、全然売れません(笑)

 

 

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あ、でも売れなかったけど、長編を何冊か書き上げられる程度のノウハウは持っているかも。
そうか、それを売ろうか。

ということで、そのうちそういう記事を書きたいと思います。

 

 

 

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