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【アニメレビュー】「殺戮の天使」 丁寧な演出と声優の熱演が素晴らしい良質サイコホラー

アマゾンプライムビデオで「殺戮の天使」全話視聴完了。 結論から言って予想以上に面白かった。前知識が全然無かったので最初はどうぜなんかありきたりなデスゲームのアニメ化だろ?などと正直舐め腐っていたのだが、デスゲームじゃなくて脱出ゲームで、そしてそれになかなか深いテーマを持たせた意欲作だった。

 

 

 

原作はフリーゲームだということは最終回を視てから知った。ということはゲーム未体験でも、なんの前知識もなくても楽しめる作品ということだ。

ただしいっぱい死ぬし血ぃ出るし登場人物全員頭がおかしいと言うか、基地がガガイのガイなので、見る人を選ぶのは言うまでもない。

 

そして最終回。カタルシスに溢れたきちんとした大団円を迎える。明かされない謎もあるし、ラストシーンの解釈も意見が分かれるかも知れないが、僕としては「こうでなくっちゃ!」的な感動を味わえた最終回だった。

物語というのは、特にエンタメ作品は視聴者の期待は基本的には裏切ってはいけないのだ。だが造り手側はそれを当然裏切ろう、というよりは予想の上を行こうとする。それはもう創作者の本能でもあるかも知れない。でも大抵は失敗する。うまく言って斜め上。「そうきたましたか!まいった!!」となるような裏切り方をされるのはまれである。

その意味で本作は期待通りのラストであり、ある意味ありきたりといえなくもないのだが、「果たして今見た通りのことが(この世界での)現実だったのか?」という謎の残り香を漂わせて終わるところに、作者のこだわりを見た。このようなラストの締め方もある意味定番ではあるが、ここに至るまでの丁寧な演出、作品創りによってチープさを感じさせないものとなっているのは、僕としては大いに評価したい。

 

 

 

 

その作品作りにも少し言及しておこう。

まずOP。これは正直僕はちょっとダサくね?と思っちゃいました。好みの問題ですが。

そのかわりEDは素晴らしかった。世界観に見事にマッチ。ラスト2話でのフルサイズエンディングの演出も良かった。

脱出ゲームとしての謎解き。実はそれほど大したものはない。ゲームだったらちょっと物足りないかも知れないが、アニメとして見ているこちらとしてはちょうどよかったと思う。

 

そしてなんと言っても声優さんの演技。みな素晴らしかった。特に殺人鬼ザック役の岡本信彦さんなどは、もうなんか脇に美少女を侍らせつつゲラゲラ笑いながら人をぶっ殺す役をやらせたら日本一なんじゃないかと思った。もうこれレベル6だろ。

あと超重要人物として登場する大塚芳忠さん。あの声で自分の名前を溜めたっぷりにフルネームで何度も呼ばれたら絶望感が半端ないだろうと思った。つうか呼ばれたい。

もちろんヒロインの千菅春香さんの声も歌も雰囲気ばっちりだったし、他の基地がガガイのガイのみなさんもまさにマジ基地という感じで聴き応えが素晴らしかった。

そりゃあ物語の展開など細かいところに微妙なところは多少合ったけど、そんなことをぶっとばしてくれる熱演を皆さん見せてくれた。

 

 

 

 

ただあれですわ。登場人物全員タフ過ぎ(笑)。飲まず食わずであんなに血ィ出したら普通すぐ死ぬ。まあ物語上、仕方がないと言えば仕方がないんですけどね。

 

ということでグロ耐性のある方ならば、ぜひともおすすめしたい作品です。アマゾンプライム会員なら今の所無料で全話視られますよ。いつまで無料かわからないので、気になった方はぜひ。