【一般書籍レビュー】「知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略」 堀 正岳

「知的」ってつくとなんか知的な気がして読みたくなる素直な僕です。この時点で知的じゃないという指摘を受けることも辞さない素敵な僕でもあります。無駄に韻を踏みたがるところも実に恥的・・・。

それはさておき、kindleアンリミテッドにあったので読んでみたこの一冊。なかなか知的(本当)で面白い本でしたのでご紹介。

 

 

 

この方の前著「ライフハック大全」も面白かった。タイトル的に「アイディア大全」「問題解決大全」を意識しているところはまあ商売的に仕方がないとして、僕の大好きなライフハックというものに対してよくまとまった本だったと思います。(そういえばこれレビューしてないですね。まあそのうち・・・)

 

そのライフハックですが、主に短期的な目的のためのテクニックというイメージがあります。それを長期的な視野に立って、願わくば「楽しい裏技」から「ライフワークの屋台骨」に昇華させましょうという野望を秘めているのが本書です。

うむ、素晴らしい。日々の楽しい裏技も大事というか僕はもう本当に好きなのですが、これが将来の自分の知的生活に資するようになるとか、聞いただけで興奮して鼻息荒くなりそうです。

 

 

 

 

では例によって、本書に紹介されている知的生活のためのヒントの中から「これは!」と思うものを抜粋して紹介。これでも大分削ったんだけど、けっこう多くなっちゃった。

(以下、本書の構成どおりには並んでいないです)

 

★総論 / 時間術

知的生活を設計するための5つのポイント

①自分の「積み上げ」を設計する
②パーソナルスペースを設計する
③発信の場所を設計する
④知的ファイナンスを設計する
⑤小さなライフワークを作る

むしろここでいう「知的生活の設計」は、いま楽しいことを積み上げ、未来により大きな楽しみが待っていることを期待して継続する生き方という意味で、実に手堅い時間の投資の仕方だともいえます。

 

ポイントの詳細は略しますが、肝心なのはこの「今楽しいことを積み上げる」こと。辛い苦労を重ねるでもなくやってて楽しいことを、楽しいままにせずに将来的にもっと楽しくなるように工夫していくこと、と僕は解釈しました。

 

そのためには毎日わずかでも時間が必要になるわけですが、

 

毎日2時間を生み出す
忙しい日常のなかでも我に返ることができるほんの少しのスキマ時間というものは散らばっているものです。この時間を、帰ったあとの時間のための準備時間にするのです。

 

こちらに関しては、「仕込み → 実作業」という概念でいろいろ今テスツ中です。

例えばブログにしてもいきなり記事を書くのではなく、昼間にネタを仕込んでおいてから夜なり早朝なりに書く、ということですね。この記事もとりあえずスキマ時間に読書ログからコピペだけして「仕込んで」ました。

この「仕込み → 実作業」に関してはもうちょっとまとまったら記事を書きたいなと思っています。

 

この時間という数字や、その内容については後述するとおり議論があるものの、大切なのは「 量が質に転化する」決定的な境目がある ということです。
毎日の生活の小さな活動量の違いは、年後、年後、そして年後に大きな違いとしてやってきます。こうした発想を使って、日日の楽しみが向かう未来を設計することが可能になるのです。

 

未来にどこまで到達したいかを意識して今日の活動量を決めることが「知的生活を設計する」ということ なのです。

 

はい、このあたりは僕なりの「毎日ちょこっと戦略」でなんとかかんとか実行中です。今積み上げてるものが将来的に何者になるのかまったくわかりませんが、てゆうか無駄になる気がしてなりませんが、それでも毎日ちょこっとづつ積み上げていこうと思います。

まあやってて楽しいのでその意味ではすでに無駄ではないのだ!(血涙

 

 

 

大事なのは「もっと努力すれば」「もっとやる気があるなら」もっと読書や知的活動を積めるのにと自分を責めるのではなく、与えられた時間のなかで最適化されたパターンはどこにあるのかと探すことです。

 

そうですね、睡眠時間を削るのは絶対ダメだし、仕事は当然として家庭に割く時間も削っては駄目です。長期的に見てもこれも絶対。つまり家族っていうか奥様の理解なくしては気持ちよく遊べないだろってことです。

であれば今ある時間で工夫するしか無い。

僕の場合は家でも外でも酒をあまり飲まないことと、平日休日区別のなく朝の早起き、そしてスキマ時間の有効活用でなんとかやってます。

ちなみにスキマ時間の有効活用の中にはマンガ読みも昼寝も含みます(笑)

 

 

 

 

 

 

★記録 / LOG

すなわち、 知的生活とは、新しい情報との出会いと刺激が単なる消費にとどまらず、新しい知的生産につながっている場合 だと考えるのです。
そこには日常をより深く楽しむヒントがあります。知的刺激を仕事に役立てるための指針があります。
一回の読書や一回の体験をそのままで終わらせない、こうした「知的積み上げ」こそが、日常を「知的消費」で終わらせないための鍵となるわけです。
今日から実践できる習慣として「二度出会ったらメモをする。三度出会ったものは記録しはじめる」をおすすめします。

 

「ライフログ」

それは生活上の行動や、記憶といったものをデータの形で外部化することによって、人間の記憶力や発想力の限界を突破しようという試みで、
もし知的生活の積み上げのターゲットがなにも思いつかないのならば、手始めとして生活や毎日楽しんでいる趣味の記録をとってみましょう。

 

失わないように注意しなければいけないのは、 むしろ私たちが情報から受けた印象や、その結果生まれた「考え」 なのです。
しかし知的生活の積み上げのノートには、ここに「自分」「私情」が入り込む必要があります。
いわば、記憶をすべて記録に変えてしまうこの方法を、私はすべて(ユビキタス)をキャプチャーすることから「ユビキタス・キャプチャー」の習慣と呼んでいます。

 

前にも書きましたが僕は日記を書いています。そして最近ではやたらめったらと記録(LOG)をつけています。

現状はこんな感じッス。

 

  • 家計簿(投資、消費、浪費の比率確認のため)
  • 健康LOG(体重、食べたもの、運動量など・・・でもなかなか痩せないけど。笑)
  • 時間管理(アウトプット時間、インプット時間、遊んだ時間、だらけた時間などの比率確認のため)
  • DTM LOG(作った曲のデータと反省点などのメモ用)
  • マトリクス形式の日記(下記記事参照)

 

 

こんな感じですかね。これらは全部Google Drive上で作業してます。スマホでも見られて便利。

ですがまだまだ「印象」や「考え」を記録するレベルにはなかなか至りません。確かに後で見直して役に立ったり楽しく読めたりするのはそういう自分の「感情」や「意見」ですよね。

このあたりは今後意識して記録していきたいと思ってます。

 

 

 

 

★情報発信

どんな情報がバズるのか、あらかじめ知ることは困難 だという点
情報は誰かに発見されることによって価値が生まれる という点でし
これらのひらめきをまとめると「知らない誰かへの贈り物のように情報発信をすること」 という指針がみえてきます。

 

情報発信で知的生活は完成
一つは、発信によって蓄積した情報が整理されるというメリットです。
二つ目に、発信を行うことによってさらに情報が集まってくる傾向があるという点です。
①発見を紹介すること
本を読んだ感想、ウェブで見つけた面白い話題、話題のニュースなど、自分にとって面白いと感じた内容をそのまま紹介するだけでも立派な発信になります。
ほんの少しでいいので、自分がその情報に対してどのように感じたか、過去の経験からどんな関連性を見出したかといったプラスアルファをつけ加えます。
②情報で人をつなぐハブになる
③完成に向かうプロセスを発信する

 

これはもう一言で言えば「ブログを書け」ってことですよね。実際著者も以下のように言っています。

 

むしろ知的生活の発信には、ブログ以外に選択肢はないといっていいほどなのです。

 

ということで僕もブログ書き続けます。アクセス数とかどうでもいいから楽しい範囲で続けます。(まあ本当は「なんか知らんけどバズった!」とか経験してみたいけど。笑)

 

 

 

 

やっぱね、つまらない飲み会とか参加してる場合じゃないし(面白いならいいけど)、隙きあらば本読んだりマンガ読んだり音楽聞いたりしたいし(積み上げが大事)、面白いことに対して貪欲でありたいし(常に「なんかないかな?」と嗅ぎ回りたい)、そして自分の中になにかが醸成されたらというか溜まって溢れそうになったらブログとして書き散らしていきたいじゃないですか。

 

ということで、少しでも理想の知的な生活に近づけるべくできる範囲で楽しいことを積み上げていこう!(できれば計画的に)と改めて決意させてくれた良書でした。