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【一般書籍レビュー】 「社長はぜんぶ好き嫌いで決めなさい―――経営は理論より直観」 富田英太

たまにこういうビジネス系の本も読むんですよ。別に僕社長じゃないし社長になりたい欲もないんですけど。あ、でも「お願いですから社長になってください!仕事は何もしなくていいですから!美人秘書と高額交際費も付けますから!」なんて言われたら考えんでもない。と思ったけどこれって後で巨悪事件の責任だけ取らされてタイーホ的なことになりそうなのでやっぱりお断りします。

 

 

 

 

 

それはいいとして、なんでこの本を手にとったか(てゆうか電子書籍なのでポチったか)というと、タイトルに反発したからです。世の中の社長連中なんざほぼ全部好き嫌いでやってんじゃね?的な。

たまにこういう反論したいがために読むということもあるんですね。その意味では良いタイトルです。まんまとしてやられた感じ。いつもやられてるけど。

(ただしこの本はKindle Unlimited対象だったから気軽にポチれた、ということもあります)

 

 

 

ではいつものように中身で気になったところを抜粋したり反論したりしてみましょう。

 

 

好きなように楽しく仕事しよう

  • 「世の中は甘くない」からといって、「楽しい仕事なんか存在しない」ということにはならない
  • いいじゃないですか。お金なんて「そこそこ」程度にあれば。
  • 「好きじゃないと、人は仕事を続けることはできない
  • 「好き」であることと、「倒産する(=ビジネスとして成立しない)」こととは、論理的にも、また本質的にも無関係です

 

あれ、いきなり激しく同意(死語)なご意見。

僕も仕事は楽しくやるべきだと思ってますし、苦しいからって不機嫌な顔で職場にいるのは(特に管理職は)犯罪行為であるとすら思ってますし。

ただしこれは言うまでもなく、楽しくない仕事はしないということではありません。楽しい仕事は自ら作り出す、あるいは大変な仕事の中にできるだけ楽しさを見いだして笑顔で仕事する、ってことです。まあ言うのは簡単です(笑)

あとお金なんてそこそこあればいいというのも僕のポリシーと合致しますが、こういう人のそこそこと僕のそこそこはきっと何桁か違うんだろうなとか思うと不機嫌になるのでやめておきましょう。

 

 

 

行動

  • 「何もしない」のは、失敗するよりもロスが大きい
  •  何がなんでも、という強い意志で「先人」を探してください  先人に直接訊く。このことは、あなたが想像する以上に重要、かつ有用です。
  • 今後は そんな目先の餌では人はモチベーションを維持できなくなる ことになります。  私が見るに、これは特に若い優秀な人ほど顕著な傾向にあると感じます。

 

まとめれば「とにかく何かやろうぜ! 失敗してもやらなかったよりいいじゃん! やり方は遠慮なく人に聞こうぜ!」でしょうか。これも反論は無理。全くそのとおり。

そして「人は目先の金に釣られるようなやつばかりじゃないんだぜ?」ってのは世の社長さん方には僕も言いたいことではありますが、現実はその目先の金すら用意しない人が多数だったのでやっぱりやめます。

 

 

 

じゃあどうするの?

  • 次々と新しいことを始めるよりは、 今までやってきたことを継続してやっていくほうがいい のです。なぜなら、ゼロからのスタートを切るよりは、曲がりなりにも蓄積があることを掘り進めたほうが成功の可能性は高いからです。
  • 計画の肝は、リスケジュール。完璧を求めるのは危険
  • スケジュールは、必ずスタッフみんなと共有する

 

ここで「誰もやらなかった新しいことを開拓せよ!」ではなくて「温故知新」を勧めてくるあたりも憎いところ。

凡人が考える新しいことってのはたいてい誰かがすでにやってみて失敗したことなんですよね、大抵の場合。もちろん取れるリスクの範囲内であれば挑戦するべきではありますが、経営の根底を揺らがすような無謀な試みはNGってことでしょう。

 

 

スタートはいつも「今日」

  • 人が何ごとかを継続するために必要な二つの感情があります。一つは「楽しい」。そしてもう一つは「困る」です。これ以外にはありません。
  • この世に存在する唯一の成功法則が「継続すること」ならば、継続すること自体を目的にするのではなく、「継続できるように」自分をプログラミングするほうが効果的であるということです。

 

まあなんにせよやろうと思ったら今日からやりましょうよ、と。それが楽しいならなおさらですよ、と。

そしてそれいいね!と思ったら続けましょうよ、と。

さらに継続は根性論ではなく、うまいこと継続できる仕組みを作るといい感じですよ、と。

 

うむ、反論の余地なし。特に最後の継続の仕組み、自己プログラミングは重要ですね。やりたいことをやりやすい環境を作るというのは、僕のようなライフハッカー(自称)にはすとんと腑に落ちる考え方です。

 

 

 

 

 

ということでまとめ。ほぼ反論の余地が無かった。つまりとてもいい本でした。

ただし考えてみれば僕が本にハイライトを引くとき、気に入らないところは基本無視する傾向があります。であればそのハイライトを抜粋したら自分が気にったところしか出てこないので、反論がないのは当たり前なのかも、とかいまさら気が付きました。

では今後は気に入らないところにもハイライトを引きます・・・なんてことはやっぱりしませんけど。楽しくないから。