未来の自分>今の自分……は錯覚なんです 「先送りせずにすぐやる人に変わる方法」 佐々木 正悟 【一般書籍レビュー】

2013/12/12に購入。

先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫)

 

無理せず「すぐやる人」に変われる方法を55個紹介しています。どの方法も心理学的な分析に基づいていますので、気合いや勢いに頼らずともスムーズに最初の一歩を踏み出せること間違いナシです。仕事、勉強、運動、ダイエット、片付け……これまでいろいろな「すぐやる本」を試して挫折された人にこそオススメしたい決定版になっています。イラストも満載で読みやすいです!

 

目次

未来の自分は今の自分の延長に過ぎないので、過度な期待はしないでください

 

つまり「今できないことは将来もできない可能性が高いヨ!」と著者は主張します。

うむ、まったくもってその通り。
僕も「あとでやろう」と思ってやらなかったことがいくつあるか。
というよりもむしろ「あとでやろうと思って実際にあとでやれた事」を数えたほうが早い位。
そういうのは僕だけではないと信じたい。

ではどうすればいいのか。
それは未来の自分がすぐに取り掛かれるように準備だけすればいい、というのが本書の最大のテーマでしょう。
その準備の具体例、及び考え方・取り組み方のヒントが、この本にはたくさん例示されています。

いくつか紹介していきましょう。

 

 

 

まずは準備! とりあえず準備!

 

どうしても今すぐ本格的に取り掛かることができないのであれば、まず今できる小さなことは何かを探します。
それは大抵、ちょっとした準備であることが多いのです。

膨大な資料が必要ならば、まずそのリストだけ作る。
筋トレしたいならば、近所にどんなジムがあるか検索する、あるいは家でできる筋トレグッズを調べてみる。
語学を習いたいならば、とりあえず学校のパンフだけ入手する、などなど。

 

ブログの場合は?

 

僕はとりあえずWorkflowyというオンラインのアウトライナーに、書きたい記事のタイトルを書き出します。
続いて書評ならばその本の情報をコピペ。
ここまでがあまり何も考えずにできる準備です。

この後は読書メモから書きたいことをピックアップしてコピペしたり、ふと思いついた文章を後先考えずに書いておいたり。
その後だんだん煮詰まってきて記事を書き出す、というような感じです。

 

 

何かをやめたいと決意したときの考え方

 

「快楽を捨てること」と「苦痛を選択する」という2つのことを一度にやろうとしてはダメ!、とのこと。

まず「快楽を捨てる」ことだけに、全神経を集中すべし、と。

やはりダイエットが一番わかり易い例でしょう。
快楽を捨てる、つまり食事制限。
苦痛を選択する、つまり有酸素運動・筋トレなどですね。
どちらも人間にとっては辛いことです。
それを両方同時にやろうとするから挫折するわけです。

僕にも身に覚えがありすぎて、腹が立ってくるほどです(笑)
しかも頑張って快楽を捨てたとしても、もう一度拾うのはやたらと簡単だという……

 

最後にやってみたいと思わせてくれたライフハックを1つご紹介。

 

「ボトムアップシート」で未来予測

 

これは、自分が一定期間にどの程度の成果を出すことができるか、を確認するツールです。

といっても難しいものではなく、例えばどれくらい本を読めるかを確かめるために、一日のうちで読書できた時間を正確に記録するだけです。

こうして自分の実力を正確に測ることで、一日に数10ページくらいしか読める時間がないのに「必ず一日1冊読む!」なんて無茶な目標を立てて、あっさりと挫折するなどということを防ぐことができるわけです。
つまり、正確な未来予測が過度な期待を防いて挫折を防止する、ということですね。
これは僕もたまにやってましたし、今後はもっといろいろな分野で試していきたいと思いました。

 

またとても励みになる言葉もありました。

それは「ペースがゼロでない限り、いつか必ず目標を達成できる」です。

これはとてもいい言葉ですね。
ただし「目標や夢には締切が必須!派」の人には響かないかもしれませんが……。

 

 

 

ということでこんな僕でもすぐやる人に慣れるかも知れない!!と思わせてくれる良書でした。

よーし、僕もすぐやるぞ!!
でも今日は眠いので明日から本気出す!!!(お約束

 

 

先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫)
KADOKAWA / 中経出版 (2012-12-27)
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